Trouble Everyday

青山陽一OFFICIAL BLOG
<< February 2009 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>
 
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
Twitter
Lesson
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
長野公演ゲストの秘密
3/29にはLonesome Invader Tourの長野公演があります。
昨年同様、市内の老舗ロック・バー、インディア・ザ・ロックにて今年も開催しますが、今回出て下さることになったゲスト、宮川良明さんと中島ひできさんのご両人について少々のご説明を。

現在、長野在住のこのお二人、75年にフィリップス・レコード(日本フォノグラム)よりたった1枚のアルバムと数枚のシングルをリリースしたのみで解散してしまったグループ「俄(にわか)」の元メンバーでありまして。
メンバーはこの宮川良明さん(Gt,Vo)と中島ひできさん(Gt,Fl,Vo)に、大枝泰彰さん(G,Pf)という3人組。

そのたった1枚のアルバム『俄芝居』は、現在CD化などもされておらず、たまにオークションなんかで取引されるのみ、というレア盤なんですが、メンバー3人のほか大野克夫(プロデュースも)、速水清司、原田裕仁という、当時のPYG井上堯之バンドの流れのミュージシャン達のサポートを受け、かなりクオリティの高い内容。

基本的には当時のフォーク系グループで、和製フォークならではのマイナーコードの叙情的な曲を聞かせる一方、アコギの16ビートカッティングでファンキーな一面を覗かせたり、時折出てくるフルートなどがちょっとジェスロ・タル的なプログレ感だったり、コーラスも駆使したり、一筋縄ではいかない多彩な音楽性。ガロと四人囃子とNSPの中間、みたいな面白さなんですな。ご当人達もCSN&Yやロギンズ&メッシーナをお手本にしていたそう。でも、この例えも40代以上にしか通じないか…(苦笑)

ワタシも中島さんからアルバムのコピーを送っていただいて、先日初めてじっくり聞かせていただいたんですが、非常に充実した録音内容にびっくりした次第で。
以前出ていた「喫茶ロック」シリーズなんかで再発できそうな感じ。



その後メンバーはみな音楽から離れ、ぞれぞれお仕事に就かれたそうですが、ここ数年、また演奏したりする機会が増えて来たとのこと。2005年の宮川さんのコンサートで中島さんがサポートしたり、新ユニットで演奏したり、長野県内での散発的な活動もみられるようになったらしいのです。宮川さんの娘さん、真衣さんもシンガーソングライターとして音楽活動しているのだそうで。そんなお二人が今回のワタシの長野ライヴのゲストに来て下さる、ということで非常に楽しみなわけですよ。

--------------------------------------------

さて、この件についてはもうひとつの事実が。

ちょっとプライベートな話ですけど、この「俄」の元メンバー、中島ひできさんは、ワタシよりも9つばかり年上なのですが、実は父親の姉の息子、つまり従兄にあたる人でありまして(笑)

うちの父親は自分が小学3年だった72年に病死してしまったので、父方の親戚とはわりと疎遠になりがちでした。従兄弟のひできさんとも、多分父親の葬儀のとき以来、もう36年くらい顔を合わせていなくて。大昔、東京でレコード出したりした従兄がいるという話は母親に聞いた事はあったんですけど、詳しいことは何も知らなかったんですよ。

それが、一昨年のある日、長野でライヴをやって打ち上げ中だった湯川トーベンさんから突如メールが来まして。
「観に来たお客さんに青山くんの親戚だ、っていう人がいて今一緒に飲んでるんだけどさー。ちょっと動画添付するね」

なんだそりゃ?と思って、送られて来た動画を見る。
「こんばんわ〜、陽一くん元気? 従兄のひできで〜す!」
とトーベンさんの携帯カメラに向かって話す中年男性。
しかし30数年ぶりでは顔がわかるハズもなく、だ、誰だっけこのおっちゃん…、
と頭の中が????状態になってしまったという(笑)

しかしその後、実家に戻ったときに連絡とり合って再会して、色んな話をしたりして、いや〜面白いこともあるね〜、なんてことになりまして。昨年9月の長野ライヴではローディーめいたことまでしていただいちゃったという(^_^;)
トーベンさんがいなかったらこの再会はなかったかもしれないんですよね。トーベンさんありがとうございます!(3/20のライブも楽しみ)

と、なんだかややこしい話になりましたけど、そんな複雑な人間模様(笑)が織りなす長野公演、小さなインディア・ザ・ロックの空間でいったい何が起こるのでありましょう。

どうです? ちょっと観てみたくなってきませんか?
みなさんぜひお越し下さいませ!





バンド名
5/6のOrgan Jazz倶楽部が決まりまして、またしてもキャパ50数名の会場ではありますけど、3/1からの予約開始でございます。皆さん何卒よろしくお願い致します。

ところで、お気づきの方がいらっしゃるかどうかわかりませんが、
今回よりバンドの表記を
「青山陽一 the BM's」
に改めました。

ん?今までと何が違うの?とおっしゃるあなた。 
よく見ていただきましょう。「&」を外したんです。

「&」がついてると、オルガントリオの場合、青山陽一と、BM'sが伊藤隆博と中原由貴、ってう解釈になるじゃないですか。まあワタシが全部で歌ってて、青山陽一名義の曲をやるバンドだから、そういう解釈も間違ってないんですけど、それよりはトッド・ラングレンズ・ユートピア、とか、ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンドとか(例えが古いか)そういうニュアンスにしたいなあと思いまして。
英文表記だと、"Yoichi Aoyama's the BM's"ですかね。

つまり青山が矢面に立ってますが、この場合3人バンドですよ、という雰囲気。
人数が増えた場合でも、今後はこの表記でいこうかなあと思っている次第でございます。

ま、皆さんにとってはどうでも良い話だとは思うんですが(笑)

sings Bugcity

「ココだけのハナシ9」ご来場ありがとうございました。
今回は急に思いついた企画、『Bugcity+3』全曲演奏でしたけど、
いかがだったでしょうか。

あらためてやってみると、アコギ一本でもすんなりやれる曲があったと思うと、
あれこれ試してみてもいまだにどうもつかめない曲があったり(笑)
とっ散らかりつつ、なかなか面白いアルバムだったなと思い返したりしていました。
でも結局そもそも全部ギターで作りはじめてるものばかりなので、弾き語りでやれない曲はないんですけどね。

『Bugcity』が出た2001年はいうまでもなく21世紀の初年でありまして、その前年まではノストラダムスだのY2K問題だのミレニアムだのと騒がしかったけど、やっぱりついに新世紀、という浮かれ気分もあって、21センチュリーな感じのアルバムを作りたかったような記憶もありますね。
でも発売の3ヶ月後には、あの9.11事件とかあったわけで。今日に至るまで21世紀の最初の8〜9年だけでも色んな事がありましたよねえ。

「グレイハウンド」という未発表曲は、昨日も言いましたけど、
ほとんど完パケしていたにもかかわらず、アルバムにもEPにも収録されず、という不遇曲でありました。
河口湖スタジオでの3日間の合宿セッションの何日目かに、その日のリズム録りの最後、夜中の3時すぎくらいに取りかかった気がします。ドラム石坪信也さん、ベース青木孝明くん、エレピ伊藤隆博くんの組み合わせでしたが、みんな疲労がピークにもかかわらず、かなりいいテイクが録れたんですよね。

じゃあ2005年の編集盤『Broken Words And Music』に収録すれば良かったんだけど、なんで入れなかったんだろう?

存在を忘れていたかもしれないし、収録時間の問題もあったのかも。あ、あと歌詞はまだ暫定状態だということも理由だったのかも。まあ昨日はその暫定歌詞で歌っちゃいましたが、いずれにせよ、もはや記憶もだいぶぼんやりしてきてはいますな…。
いつかこのテイクも陽の目を見せてあげたいなあ、とは思うんですけどね。歌詞完成させて歌い直すとかで。



2/22セットリスト

「ココだけのハナシ9」@下北沢lete
青山陽一(vo,ag)

(1st set)
1. 停電
2. Big Child
3. Great Questions
4. 難破船のセイラー
5. キキミミタテル
6. Bad Melody Bad
7. Revival
8. グレイハウンド

(2nd set)
1. Bonanza Boogie
2. Microwave
3. Bright Lights Bugcity
4. 三日月
5. 4D Raven
6. 満員電車のモラル
7. 空中遊泳ベイビー

(encore1)
1. May You Never (John Martyn)
2. Bloody Apple Song

(encore2)
1. 立ち止まるなふりむくな(沢田研二)


本日のライヴ、キャンセル有り
本日の下北沢lete、若干キャンセル発生しているようですので、
当日券少し出るみたいです。

くわしくは18:00〜18:15あたりにlete(03-3795-0275)
までお問い合わせください!
次々と
新しいライヴが決まっていってますが、
4月、5月あたり、体感的にはなんかもう毎日やってる感覚になってそう。
観に来ていただくお客さん、特に全部見ときたいような方からすれば、
「いい加減にしろ!入れ過ぎだ〜!」ってなとこでしょうかねえ…。

でも実はまだまだ決まって行く予定。
そこらへん、すいませんが上手い具合に取捨選択していただいて…(苦笑)

ただ、こうやってライヴを日常的にやって暮らしていく生活って、
ある意味ミュージシャンとしては最もノーマル、というか健全な状態かなと思うんですよね。人前で演奏してなんぼ、という商売ですし。

まあメジャーなレコード会社で2年に一回アルバム作ってツアー、あとバカンス、みたいなスターな感じっていうのは、こういう世界の成功者のパターンなわけでしょうけど、やっぱりそうでないパブ・ロッカー(なのか?)はライヴ・サーキット回るのが仕事なんじゃないかと。もちろんみんながそうすべきとは思いませんけど、ここ数年、国内でも海外でも、そういう感じの人に感銘受けることが多くて、自分もやんなきゃ、っていう気持ちがムクムクときてまして。

Lonesome Invader Tourも去年はleteで始まって、全国回ってラカーニャでファイナル、っていう流れでしたけど、もうそういうのは決めないでいくつもり。ボブ・ディランじゃないけど、いわばネヴァー・エンディング・ロンサム・インベーダー・ツアー(長い)。
スキあらば、思い立ったらどこへでも、というスタンスです。

なので、全国各地、こんな面白いハコがあるよとか、地元にこんないいミュージシャンがいるので一緒にやってみませんか、とか、ちょっとでもアイディア持ってる方いらっしゃったら、どしどし企画していただいて、連絡いただけると嬉しいです。現にそういう形で決まったところも今回けっこうあるんですよ。
HPトップの右横、MySpaceバナーの上にあるお問い合わせリンクから、ぜひご連絡ください。

というわけで本日の「ココだけのハナシ9@lete」お待ちしてます。
キャンセル待ちの受付もあります!

Where Were You

さきほどNHK-BSでやってましたね、ジェフ・ベックのロンドンでのライヴ。
内容は来月日本でも発売されるDVD『ライブ・アット・ロニー・スコッツ』だったわけですけど、発売前に放送しちゃうっていうのもよく考えたらすごいよな。CD版や輸入DVDはすでに出てるし、YouTubeにもクリップ化されてがんがんアップされているから、DVD発売後にちゃんと売れるのか、ちょっと心配になっちゃうけど、でもやっぱりちょっと手元に置いておきたいな〜と思わせる強力なモノでしたね。いや〜、ジェフ・ベックはホントいつまでもジェフ・ベックですな。

個人的にベックというと『Blow By Blow』とロイ・ブキャナンの『メシアが再び』を高校の頃友達のH君に借りて、90分カセットテープ両面にコピーしたものをよく聴いていまして。ロイ・ブキャナンはともかく、ベックのこれが今思えばいわゆる、ジャズ/フュージョン的なインスト音楽を耳にした最初だったかもしれない。フュージョンって言葉はまだなかったか。クロスオーバーって言ってましたね。リー・リトナーとかラリー・カールトンみたいな感じもけっこう盛んだった時期ですけど、そのあたりはなんかBGMっぽいお行儀よい感じが自分にはピンとこなくて。歌がないのも聴き所のポイントが当時はわからなかったし。でも『Blow By Blow』はそういうクロスオーバーの皮をかぶったロックに聞こえたのと、やっぱりリズムの感じやメロディ作りなどが肌に合うところもあって、かなり楽しめた思い出があります。

「わかってくれるかい?」のファンキー・カッティングとか「悲しみの恋人たち」のチョーキングの感じとか、「スキャッターブレイン」の変拍子高速リフとか、クラプトン派のワタシでもやっぱりコピーしてみましたもんね。あと「ダイアモンド・ダスト」の気持ち悪美しいコード進行とかにぶっ倒れたもんです。

ついでに言うと、ワタシの『ODREL』というアルバムに入っているインスト"Tarantula"。あれはトラフィックやザッパの影響もあるけど、今思うと『Blow By Blow』を聴いていたから出て来た曲想かもしれませんねえ。もちろんギターは全然違いますが、レコーディングの時、伊藤くんのエレピを聴いたとたん、自分がジェフ・ベックになったような錯覚を覚えたのを思い出しました。

ただ、その後も貸しレコード屋など利用してカタログはほぼ一通り聴いてきてはいるものの、ものすごくハマったわけではなかったんですよね。スティーヴ・クロッパー・プロデュースのオレンジのアルバムなんかは大好きだったですけど、これも去年ようやくCD買ったという(^_^;)

しかし先日のレココレ3月号の企画もあって、年末あたりから実はベック作品を色々聞き直してたんですけども、これがどれもこれも非常に気持ちよくて。あとやっぱり今ベースを弾いてるタルちゃんこと、タル・ウィルケンフェルドも素晴らしいし可愛いし、なので、来日公演も見たいとこだったんですけどね〜。チケ買えてないんですが。

まあそれはさておき、このロニー・スコッツが、非常にリラックスしたベック以下、メンバーの非常に楽しげな演奏。去年のクロスロード・フェスのときも思ったけど、タルちゃんにいいとこ見せよう!みたいな感じの親父3人の張り切りぶりが微笑ましくて、なんかこうアンサンブルがツヤツヤしてる。

タルちゃん自身も、大ベテランたちを向こうに回して、この現場を踏み台にさらに上にいってやろう!みたいな若者にありがちなギラギラな上昇志向があまりなくて、なんか、ベックの孫みたいな年齢なのに、まるでバンドのお母さんみたいな雰囲気になってんですね。女性は強いよなあ、というか彼女のハート自体がでかいんでしょうね。幸せに育った娘、って感じがして素晴らしいです。ってほんとのところは知りませんが(笑)

と結局タルちゃんの話で終わってしまうのもなんなのでベックに話を戻せば、最後の"Where Were You"なんてもうこの世のものとは思えませんですよね。なんだありゃ。ゲストも色々出て来て盛り上げてましたけど、結局ベックの音楽にヴォーカルはいらないな。これは確信しましたよ。買うかな〜DVD。


それ自体に特にコメントすべきことはなかったんですが
こっちの話題はちょっと黙ってられない気がするんだよなあ。

はっぴいえんど他関連商品の発売中止ってのは無茶苦茶でしょうよ〜。
こういう措置は近頃よく出てきますけど意味全くわからんですよ。
こんなの社会的制裁でもなんでもないんじゃないですかねえ。
レコード産業が自分で自分の首締めてるように見えますが。

ビートルズとかストーンズとかジミヘンとかレイチャールズとかマイルスとか発売中止になったことあったっけ?
外人だから? じゃあ○○さんとか○○さんとか…。

と思ったら色んな人が各所で死ぬほど異を唱えてました(笑)。
ワタシなんぞがあらためて書くことは何もありませんでした。チャンチャン!

しかし、こういうこと決める人ってどんな人生送って来た人なんですかねえ。
ワタシみたいな平民には世の中わからんことだらけです。

94
寒さが戻ってきましたね。

Lonesome Invader Tour 2009の日程ほかもガンガン決定中ということで、
盛り上げていきたい今日この頃。
各地のみなさんホントよろしくお願いします。
もちろんその前にも22日のlete「ココだけのハナシ」や
3/20のトーベンさんとのライブもぜひよろしくです。
長野ライヴのゲストも決まりましたが、このゲスト、実はタダモノではありません(笑)
スケジュールからリンクを貼ってありますが、
いずれ折りをみてじっくりご説明させていただきましょう。

ということで昨年のLonesome Invader Tourから
岡山Blue Bluesでの「94」いかがでしょう?
この曲、前回はほとんどの会場でやった気がしますね。
撮影してくださった黒瀬先生ありがとうございました!
 
94
九州ツアー決定!
さて、続々と詳細決定中のLonesome Invader Tour 2009ですが、
「今回は九州ないんですか?」
とのお問い合わせもいくつかいただいてまして。

それじゃ行くしかないでしょ、ということで福岡と大分を決めちゃいました。
決まったからにはホントに来てくださいよ〜(笑)。


今回は福岡ではアカシモモカさん、そしてそのアカシさんのバックアップもしている
ラブクライの三沢洋紀くん(今は大分在住なんだそう)が大分に登場、と
ゲストもなかなかの人選となってます。
三沢くんは今、LETTERというバンドをやってるそうでこちらもカッコ良いですな〜。
詳しくはスケジュールページにて。

とにかく楽しみ。
がんばりますので宜しくお願いしますね。

(C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.